要点

  • 変形性関節症は関節全体に関わる病気で、加齢で必ず同じように起こるものではありません。
  • 典型的な場合は診察で診断でき、画像所見と痛みが一致しないため毎回の画像検査は不要です。
  • 治療的運動、情報と支援、必要な人の体重管理が中心的な治療です。

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どのような病気か

変形性関節症は、軟骨、骨、滑膜、靱帯、筋肉、周囲組織を含む関節全体の病気です。膝、股関節、手、脊椎、足に多く、痛み、こわばり、腫れ、筋力低下、機能低下を起こします。画像の変化と痛みは必ずしも一致せず、大きな変化でも痛みが少ない、軽い所見でも症状が強いことがあります。本人の痛み、機能、目標、活動参加を中心に考えます。

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症状と現れ方

変形性関節症では、軟骨だけでなく骨、滑膜、靱帯、筋肉など関節全体が変化します。膝、股関節、手、脊椎に多く、動作で痛み、休んだ後にこわばることがあります。症状の強さとX線所見は必ずしも一致しません。過去のけが、年齢、遺伝、負荷、体重などが関係しますが、加齢で誰にでも同じように起こるわけではありません。

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原因とリスク要因

年齢、過去の関節損傷、反復負荷、解剖、筋力低下、遺伝、代謝状態、荷重関節では体重が影響します。単に軟骨が「すり減る」だけではなく、普通に動くことが自動的に関節を傷めるわけでもありません。恐怖で活動を避けると筋力と能力が低下します。安全な活動、けが予防、仕事の調整、健康支援を重視し、本人を責めません。

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診断と検査

検査は臨床上の問いに答えるために行い、症状、診察、経過と合わせて判断します。

診断は症状と診察が中心です。診断が不明、非典型的、外傷がある、処置を計画する場合には画像が役立ちますが、X線を繰り返しても痛みは測れず、治療が自動的に決まるわけではありません。経過観察では、機能、睡眠、仕事、気分、活動目標、薬の害、不安定性、炎症性疾患などの可能性を確認します。

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治療の選択肢

最適な方法は重症度、併存疾患、利益と害、アクセス、本人の優先事項で異なります。

病気を理解し、本人に合う運動を行うことが治療の中心です。塗る抗炎症薬は使いやすい関節に有効なことがあり、内服NSAIDsは胃、腎臓、心臓、血圧、出血リスクに注意します。注射は一時的に痛みを減らす場合があります。適切な保存療法でも重い症状が続く場合、人工関節置換術で痛みと機能が大きく改善することがあります。

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日常生活と支持的ケア

筋力運動、有酸素運動、活動量の調整、必要な体重支援、靴、装具、杖、温冷罨法、理学・作業療法が生活を助けます。多くの指針でグルコサミンやヒアルロン酸注射の安定した利益は示されず、オピオイドには大きな害があり、幹細胞製品の根拠も十分ではありません。食事だけで軟骨を再生することはできません。

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経過観察

目的なく数値を集めず、判断を変えうる経過を確認します。

痛み、こわばり、歩行・手の機能、睡眠、仕事・介護、活動量、薬の使用と害、転倒、本人に大切な課題を追います。画像を繰り返しても治療反応の良い指標にならないことが多いです。フレア時の計画で一時的な増悪と警告症状を区別します。外用・内服鎮痛薬は、胃腸、腎臓、心血管、出血、相互作用のリスクを特に高齢者や多剤使用で確認します。

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合併症と長期的な見通し

長期的な病気ですが、症状が一定に悪化するとは限らず、運動、リハビリ、補助具、活動配分、疼痛治療、環境調整で機能が改善する人も多くいます。症状が重く保存治療で不十分な場合、人工関節置換術は痛みと機能を大きく改善できますが、手術リスクとリハビリがあります。痛みだけでなく、心の健康、睡眠、社会参加、動く自信も重要です。

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緊急に相談する目安

突然熱を持って強く腫れた関節、発熱、けが後に体重をかけられない、明らかな変形、新しいしびれや筋力低下、ふくらはぎの腫れと息切れは早急な評価が必要です。徐々に進む痛みは通常緊急ではありませんが、続く夜間痛、原因不明の体重減少、急速な悪化、非典型的な症状は再評価してください。

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医療チームに相談する質問

ガイドラインは集団で役立つ傾向を示しますが、一人の生活で何が最も大切かは決められません。症状、機能、ほかの病気、妊娠計画、薬へのアクセス、副作用、優先事項が変われば計画を見直します。理由を平易な言葉で尋ね、費用、時間、移動、介護、治療の複雑さで実行できない場合は率直に伝えます。

  • この診断を支持する根拠は何で、まだ除外すべき病気はありますか。
  • 治療目標は何で、主な選択肢は利益、害、負担、費用の点でどう異なりますか。
  • 何をどの頻度で確認し、どの結果なら計画を変更しますか。
  • どの症状なら通常受診、緊急相談、救急受診が必要ですか。

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情報源

  1. OsteoarthritisWorld Health Organization · 2023
  2. Osteoarthritis in over 16s: diagnosis and managementNational Institute for Health and Care Excellence · 2022
  3. OsteoarthritisNational Institute of Arthritis and Musculoskeletal and Skin Diseases · 2024
  4. About ArthritisCenters for Disease Control and Prevention · 2024