要点
- 全身けいれんがなくても意識や感覚が変化する発作があります。
- 通常脳波が正常でも、それだけでてんかんを否定できません。
- 発作計画に応急手当、救急薬、救急要請の条件を明記します。
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どのような病気か
てんかん発作は、脳ネットワークの過剰で同期した電気活動による一時的な機能変化です。てんかんは、そのような発作を起こす持続的な素因があり、誘因のない発作の経過や特定の高リスク所見から診断します。誘因のある一度の発作すべてを指すわけではありません。発作の始まる場所、意識・運動の変化で分類し、原因、薬、予後、運転、手術、遺伝的意味が型ごとに異なります。
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症状と現れ方
すべての発作が全身けいれんになるわけではありません。反応せず見つめる、突然変なにおいや込み上げる感覚がある、自動的な動作を繰り返す、力が抜ける、短くぴくつく、体が硬直する、全身が規則的に動くなどがあります。発作後は混乱、頭痛、疲労、筋肉痛、一時的な脱力が起こります。失神、片頭痛、睡眠障害、パニック、運動障害、低血糖、発熱、中毒・離脱、機能性発作は似た症状や誘発発作を起こしますが、必ずしも持続するてんかん傾向を意味しません。一度の出来事だけで生涯の診断にしません。
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原因とリスク要因
遺伝性てんかん症候群、脳卒中、脳損傷、発達上の違い、腫瘍、感染、免疫疾患、生まれつきの構造変化などが原因になり、多くの人では一つに特定できません。睡眠不足、飲み忘れ、アルコール離脱、発熱、ごく一部の光過敏、代謝異常は発作を誘発しても基礎原因と同じではありません。感染する病気でも性格の問題でもありません。初回発作では可逆的な緊急原因と再発リスクを評価します。
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診断と検査
検査は臨床上の問いに答えるために行い、症状、診察、経過と合わせて判断します。
診断では本人と目撃者から発作前・中・後の経過を詳しく聞くことが重要で、安全に撮れたスマートフォン動画も役立ちます。薬、物質、睡眠、病気、家族歴、過去の脳損傷、発達、診察を確認します。脳波は分類を支えますが、正常でもてんかんを除外できず、異常波も実際の出来事と合うか判断します。構造的原因には脳MRIを使い、血液・心臓検査で別の原因を調べます。治療や手術判断の前に長時間ビデオ脳波が必要な場合もあります。
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治療の選択肢
最適な方法は重症度、併存疾患、利益と害、アクセス、本人の優先事項で異なります。
抗発作薬は発作型・症候群に加え、年齢、併存疾患、相互作用、気分、認知、妊娠の可能性、費用、生活時間から選びます。不適切な薬は効かないだけでなく一部の発作を悪化させるため分類が重要です。多くの人は一剤または複数の薬で発作がなくなります。適切に選び耐えられる二つの治療が失敗した場合、薬剤抵抗性てんかんとして専門評価を遅らせません。切除可能な焦点には手術が高い効果を示す場合があり、神経刺激や医療管理下のケトン食療法も選択肢です。薬を急に中止しません。
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日常生活と支持的ケア
書面の発作計画に、応急手当、処方された救急薬、救急要請の条件、飲み忘れ・病気の対応を記します。睡眠を守り、薬を一定に服用し、個人の誘因を減らしますが生活習慣だけを責めません。一人での入浴よりシャワーが安全な場合があり、水泳には事情を知る監視者が必要です。高所、火、機械、自動車運転は地域の規則と個人リスクで判断します。適切な注意のもと運動は勧められます。サプリや大麻製品は薬と相互作用し、規制された治療と同じではありません。
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経過観察
目的なく数値を集めず、判断を変えうる経過を確認します。
発作型、頻度、長さ、回復、けが、誘因候補、飲み忘れ、救急薬、副作用を記録します。日誌や安全に撮影した目撃動画は変化を示しますが、常時監視が不可能な負担にならないようにします。薬と状況により血算、肝・腎機能、ナトリウム、骨、薬物濃度、気分、認知、睡眠、妊娠計画、相互作用を確認します。発作が変わったら、地域で異なる運転・就労規則も見直します。
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合併症と長期的な見通し
多くの人が長期に発作なしとなる一方、複数薬や専門的処置が必要な人もいます。適切な治療が失敗したら、包括的てんかんセンターで早く評価すると手術標的、出来事の再確認、刺激装置、食事療法を検討できます。失敗を何年も繰り返すと避けられる危険が続きます。学業、就労、人間関係、自立、妊娠、心の健康にも影響するため社会的支援もケアです。発作なしが続けば減薬できる場合もありますが再発リスクを個別に話し合います。
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緊急に相談する目安
合併症にはけが、溺水、やけど、気分・記憶の問題、薬の副作用、てんかん重積状態、てんかんにおける予期せぬ突然死(SUDEP)があります。恐怖だけでなく、発作をよりよく抑える、飲み忘れを防ぐ、夜間の全身けいれんを把握するなど具体策と一緒に説明します。けいれん発作が5分以上続く、回復せず繰り返す、呼吸が戻らない、重傷、水中、妊娠・糖尿病で危険が増す、初めての発作の場合は救急へ連絡します。
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医療チームに相談する質問
ガイドラインは集団で役立つ傾向を示しますが、一人の生活で何が最も大切かは決められません。症状、機能、ほかの病気、妊娠計画、薬へのアクセス、副作用、優先事項が変われば計画を見直します。理由を平易な言葉で尋ね、費用、時間、移動、介護、治療の複雑さで実行できない場合は率直に伝えます。
- この診断を支持する根拠は何で、まだ除外すべき病気はありますか。
- 治療目標は何で、主な選択肢は利益、害、負担、費用の点でどう異なりますか。
- 何をどの頻度で確認し、どの結果なら計画を変更しますか。
- どの症状なら通常受診、緊急相談、救急受診が必要ですか。
情報源
- EpilepsyWorld Health Organization · 2024
- Epilepsy and SeizuresNational Institute of Neurological Disorders and Stroke · 2026
- Epilepsies in children, young people and adultsNational Institute for Health and Care Excellence · 2025
- Epilepsy and SeizuresNational Institute of Neurological Disorders and Stroke · 2024